社外報5号

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KAWASHIMACOLUMN川島コラム管理課課長笹木啓子“春到来”ソメイヨシノ染井吉野江戸末期から明治初期に、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成され「吉野桜」と....

KAWASHIMACOLUMN川島コラム管理課課長笹木啓子“春到来”ソメイヨシノ染井吉野江戸末期から明治初期に、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成され「吉野桜」として売り出していた。現在もほぼ日本全域に分布する最もポピュラーな桜であり、「さくらの開花予想」(桜前線)も本種の開花状況が基準となっている。フリー百科事典『ウィキペディア』から引用春は、立春の日から立夏の前日までとされています。は新しい生命の息吹が感じられる季節なので、万物が「発る」の意味とも、花のははつぼみが「張る」とも、天気が「晴る」とも考えられています。春の花といえば梅と桜。かつて「花」と言えば梅を指しましたが、梅は8世紀頃に遣唐使によって渡来した新種の植物です。宮延貴族は香りを楽しむのが教養人のたしなみとされていたそうです。当時からあった山桜が梅よりも好まれるようになったのは戦国時代になってからで花びらの散り際の美学に魅せられた武士達が己の生き方を重ねるようになったのが発端だと言われています。江戸時代には桜が「花」の代名詞となり、桜の品種改良もされ花見が盛大にはなむしろ行われるようになりました。地面に花びらが広がる様子を「花筵」、散った花はないかだびらが水面に浮かぶ様子を「花筏」と言います。雪国の長い長い冬を終え迎えた春には誰もが心躍ることでしょう。木の芽やフキノトウが日差しを浴びて芽を出していく様子に「生命萌える」思いがします。そしてもうひとつ、春には冬の厳しい気候に閉じ込められてじっと静かな眠りについていた新酒も目覚める時です。桜の開花を待つことなく、例年賑わう高畠のまほろば「米鶴酒蔵の蔵開き」に私は今年も行って来ました。もう5年連続になります。秋の実りである酒米を麹でじっくりと醸した芳醇な香りと旨味。出来上がったばかりのきりりとした辛口新酒を試飲で遠慮なくぐびぐび飲める絶好の機会を知ってしまってから、私はすっかり蔵開きファンになってしまいました。今年も好天に恵まれ大勢の愛飲家が集まった会場で、同行した私のツレは、せっせと食べ物の行列に並びひたすらペットボトルの水を飲み(いつも運転手なので)…私はと言うとその姿をチラ見しながら顔色ひとつ変えず飲み続けてる光景は少々滑稽でもありました。酒蔵の方から宣伝費を頂いてる訳ではありませんが皆さんも来年は蔵開きに足を運んでみてはいかがですか。雪国の春は押さえつけられていたものが弾けるように、鮮やかな色彩と期待感をいっぱいに膨らませてやってきます。私の大好きな季節の到来です。02Kawashima-Tsushin Apr.2010 Vol.05