ブックタイトル社外報36号

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概要

社外報36号

古をしのぶ・・・南陽市いわぶやまさんじゅうさんかんのん岩部山三十三観音南陽市の上山バイパスに岩部山トンネルが開通し早5年が経とうとしてます。その岩部山の南面一帯に数多く存在する大きな岩肌に三十三観音像が彫刻され、南陽市文化財史跡に指定されています。今回はそんな岩部山三十三観音を訪ねてみました。岩部山三十三観音は、江戸時代後期の天保4年(1833年)に川樋・松林寺16代住職の金毛和尚(きんもうおしょう)が石工に頼み三年の年月を費やして完成したものです。金毛和尚は若い頃に修行僧として諸国をめぐり、特に「西国三十三観音」の巡礼には観音像を絵に写しとっていました。江戸時代、その当時の東北地方は大飢饉が続いていました。天保の大凶作により餓死する者も出て、人々の心は荒み暴動寸前となりました。そんな有様を悲しんだ金毛和尚は、観音様の慈悲にすがる他ないと決意し、修行巡礼の時に写しとっていた西国三十三観音の絵像をもとに、飢饉に苦しみながらも信仰熱心な地元民の協力や資金を得て岩部山に三十三観音を彫ることができました。人々は金毛和尚を尊敬し、参拝する道を開き、石を片付ける手伝いをしました。観音の慈悲を仰いで巡拝することで、食事が少なくても心は平穏で、家業に励むようになったということです。?駐車場にある案内図麓の駐車場02Kawashima-Tsushin July.2015 Vol.36